紛争の際のXの安全性の維持

2024年1月7日　アップデート:

安全とサイバー犯罪:

• 現在までに弊社チームは、暴力的な言動や有害行為など、利用規約に違反する77万8000件以上のコンテンツに対処してきました。
• 私たちは、紛争が始まって以来、暴力行為とヘイト行為の主体に関するポリシーに基づき、ハマスなどこの地域の暴力的な団体が運営する5,000以上のアカウントを削除する措置をとってきました。

プラットフォームの完全性と信頼性:

• 弊社チームは、合成または操作されたメディアに関するポリシーに基づき、30,000件以上のコンテンツに対処してきました。
• 紛争に関する会話を真実に基づいたものにするため積極的に調査を行い、781,000を超えるアカウントに対して停止を含む措置を講じました。これらには操作された不当なエンゲージメント、不正なアカウント、重複したコンテンツ、トレンドトピック／ハッシュタグスパムなどが含まれます。さらに、紛争に関連する会話を操作するような関連キャンペーンを引き続き調査し、停止しています。

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2023年11月14日

情報通で影響力のある5億人以上が、自由に自己を表現するために毎月Xに集まります。イスラエルとハマスの紛争のような不確実な時代には、人々の会話を守る私たちの責任は大きくなります。

紛争が発生した当初から、私たちは危機管理プロトコルを立ち上げ、また、常に変化する状況に最高レベルの緊急対応ができるよう会社を立ち上げました。また、部門横断の統制チームも立ち上げ、ユーザーがリアルタイムな情報にアクセスできるようにし、ユーザーとパートナーのためプラットフォームを保護するため、24時間体制で稼働しています。

紛争発生から2ヶ月目に入った今、私たちがとった主な対策についてお知らせします：

ポリシーの施行

Xには、人々に会話を促し、保護するための包括的なポリシーがあります。以下は、イスラエルとハマスの紛争を受け、これらのポリシーに基づいて行った主な強制措置の概要です。強制措置には、投稿のリーチ制限、投稿の削除、アカウントの停止などが含まれます。また、このような投稿は収益化の対象とはなりません。

安全とサイバー犯罪:

• 現在までに弊社チームは、暴力的な言動や有害行為など、利用規約に違反する32万5千以上のコンテンツに対処してきました。
• 弊社チームは、暴力行為とヘイト行為の主体に関するポリシーに基づき、ハマスなどこの地域の有害な団体による3,000以上のアカウントを削除してきました。
• 9月の本トピックに関する最新情報でも説明したように、上記と並行して、反ユダヤ主義的なコンテンツに対して自動的に修正を行う対策を積極的に拡大しました。また、社内で反ユダヤ主義に関する再トレーニングを実施しました。

プラットフォームの完全性と信頼性:

• 弊社チームは、合成または操作されたメディアに関するポリシーに基づき、25,000件以上のコンテンツに対処してきました。

紛争に関する会話を真実に基づいたものにするため積極的に調査を行い、375,000を超えるアカウントに対して停止を含む措置を講じました。これらには操作された不当なエンゲージメント、不正なアカウント、重複したコンテンツ、トレンドトピック／ハッシュタグスパムなどが含まれます。さらに、紛争に関連する会話を操作するような関連キャンペーンを引き続き調査し、停止しています。

センシティブなメディアのポリシーの例外:

• 特に今回のような出来事に関して、特定のコンテンツを見ることが非常に難しい場合があると思います。Xでは通常、「グラフィックコンテンツ」に定義される該当メディアは掲載を許可していますが（ただし、「センシティブなメディア」に設定されている場合に限ります）、「グロテスクなコンテンツ」に該当するコンテンツは削除しています。しかし、リアルタイムで何が起こっているかを理解することが公共の利益につながると考え、話題性のある出来事が起こった場合にはさまざまなメディアを掲載することを許可しています。（ただし、こちらも「センシティブなメディア」に設定されている場合に限ります）。Xユーザーは、自分が見るメディアをコントロールすることができます。自分の好みに応じて、センシティブなメディアを見るか見ないか、メディア設定を見直すことをお勧めします。

コミュニティノート

紛争時に重要なトピックとして、誤解を招く可能性のある情報が挙げられます。これは、どのパブリッシャーやプラットフォームも取り組んでいる課題です。誤解を招く可能性のあるコンテンツに背景情報を加えることは重要であり、コミュニティ主導の対策が効果的な解決策であると考えています。そこで私たちは、これまでのアプローチよりもはるかに幅広い種類のメディアに対応するコミュニティノートを作成しました。

紛争が始まってから1ヶ月の間に、コミュニティノートは1億回以上も閲覧されており、脈絡のない動画からAIによって生成された特定の出来事を主張するメディアまで、さまざまなトピックを取り上げています。そして、コミュニティノートは、政治的考え方を超えて人々の役に立ち、意図を明確に伝え、誤解を招く可能性のあるコンテンツを共有しない選択（しばしば削除に至ることも）に貢献しています。。平均して、コミュニティノートを読んだ人は、元のポストの内容に同意する可能性が30％低くなります。

私たちは、投稿されるコミュニティノートの質と、表示するスピードと規模の両方で、高い基準を設けています。この1ヶ月で改善された点をいくつかご紹介します：

コミュニティノートの表示速度が加速

• 1ヶ月前より1.5～3.5時間早く表示されるようになりました。ポストに直接ノートのプレビューが表示されるため、コミュニティーノート作成の協力者は提案されたノートをより早く見つけ、評価することができます。

より多くのポストにノートが表示

• 世界44カ国に20万人以上のコミュニティノート作成の協力者がおり、現在も増え続けています。紛争が始まってからは、新たに4万人以上が加わりました。
• 最近、新しいメディアタイプのノートを立ち上げ、強化しています。画像や動画にノートが追加されると、そのメモが自動的に他の投稿にも表示されます。この新機能のおかげで、イスラエルとハマスの紛争に関連するメモが1万以上のポストに表示されるようになりました。
• ノートのついた画像や動画を入れて新しいポストがされれば、ノートのついたポスト数は自動的に増加します。
• さらに、ノートが最初に書かれた投稿を簡単に確認できる機能が追加されました。

エンゲージメントの高いコンテンツへのノートの定期的な表示

• これにより、ポストの内容について多くの人に情報を提供することができ、さらに情報がどのように誤解を招きうるかを伝え、利用者の今後の情報リテラシーを高めることができます。

ノートが追加された後、より多くのユーザーに通知しています。

• いいね、リポスト、返信をした利用者には、元のポストにコミュニティノートが追加された場合は、追って通知を送るようにしました。ピーク時には、毎秒1000件近くの通知を送信していました。

また、我々はコミュニティノートがついているポストが収益化されないよう、ポリシーを更新しています。

ブランドセーフティ

 Xは、すべての広告主様に24時間365日体制でブランドセーフティを提供するために、強化したプロダクトとポリシーを導入しております。そのコミットメントの一環として、ポリシーに違反するポストは収益化いたしません。

イスラエルとハマスの紛争を受け、収益化すべきでない100以上のパブリッシャーの動画を積極的に削除してきました。また、紛争に関連する1,000以上のキーワードのブロックリストを更新しました。それにより、タイムラインや検索結果に出る広告がブロックリストのキーワードと隣接しないようにしました。また、コンテンツパートナーからのAmplify Videoキャンペーンがホームタイムラインでのみ実行されるように変更しました。

今この瞬間も多くの会話が巻き起こっているXで、ブランドのコミュニケーションをいかに管理すべきかのガイダンスを展開しました。そこでは、ブランドセーフティ、ブランド基準に合わせられる配信設定、そして、スポーツ、音楽、ビジネス、ゲームなどの、ブランドのコンテンツに適切なものにより絞るためのターゲティングなどが紹介されております。

私たちの取り組みは継続中

私たちは、建設的なフィードバックを持つコミュニティ、政府、非営利団体、企業などと、アプローチを強化するために関わり続けます。公共の会話とプラットフォームの安全を守ることが、私たちの最優先事項です。