この7年の間にTwitterのアカウントを作られた皆さんは、始めのプロフィールアイコンが卵だったのを覚えていらっしゃいますか?これは「卵からスタートし、そこからかえった鳥がタイムラインにツイート(さえずり)をお届けする」という思いを込めてデザインされました。でもそろそろ、皆さんが、ご自分ならではの画像や写真をアップロードしてもっと自己表現したくなってくださるものに変更したいと考えました。そこで、デフォルトのプロフィールアイコンの新しいバージョンのご紹介です。
なぜこのデザインに変更したかを順を追ってご説明しましょう。
変更点
まずはTwitterのプロフィールアイコンの歴史を振り返ってみました。アイコンをユニークでかわいく、おもしろいものにしたかったので、いろいろな背景色を用意することで、同じ卵でもそれぞれの方が異なるアイコンになるように考えてきました。
次に、プロフィール画像をアップロードしている他のアプリやウェブサイトも参考にしました。他のサービスに近いものにすることで、それが仮に表示している初期アイコンであって、ご自分の画像を入れるところだということがわかっていただけのではないかと考えたためです。
いろいろなサービスを見た結果、初期プロフィールアイコンが持つべき特長を見つけました。
発見した特長のすべてを満たすプロフィールアイコンをつくるため、何度も描いてみました。まずは、これが一時的なものであることがわかるように色をグレーにし、できるだけ一般的なデザインにしようと思いました。アイコン内の図の形や背景など、それぞれの部分を見直しました。図のデザインは、人間の体の具体的なイメージではない、ごく一般的な丸い形から始めました。たいていの場合、写真を思い起こさせるものは風景を想定したアイコンが使われていることが多いので、この点も考慮に入れました。また、できるだけ個性を抑えて一般的なものになるよう、シンプルで線で描かれたものを考えました。
だいたいの形が決まってきたので、それを改良する段階では、性別を包括的に表現できるアイコンにすることも考えました。胴体の上に円形の頭を乗せたものは、どちらの性別にも見えないとはわかってはいても、なんとなく男性的に見えるように思いました。そこで、デザインのインスピレーションを得るために、女性用のトイレの標識を参考にした結果、視覚的に女性として見せるためにはスカートを履かせたデザインが多く使われていることがわかりました。
トイレの標識でも胴体に円形の頭を乗せているケースが多く、やはり男性的に見えるように感じました。そこで、男性っぽさを減らすために、この頭の形を円形以外にすることを試しました。特定の性別を感じさせなくすることを目的に、40種類以上のデザインをつくってみました。肩幅が広いと男性のイメージが強まるので、幅を狭め、高さも調節しました。視覚に障害を持つ方にもわかりやすいよう、グレーのコントラストを調節し、なるべく特定の性別を感じさせない人型の図を完成させました。この配色は、「仮のプロフィールアイコン」というイメージを持たせることができると思います。
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