マーケティング

#Twitterデータを活用した社会貢献のご紹介

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月曜日, 2018年4月9日月曜日

マーケティングの分野でも、ディープラーニングや人工知能(AI)を利用したデータ活用技術の導入により、企業の皆さんは、ビジネスのさらなる成果を出すことができるようになりました。実は、Twitterデータはビジネス以外の分野にも活用されています。本ブログではTwitterデータエコシステムから社会環境に貢献しているソリューションをより多くの方に知っていただけるよう、事例をシリーズで紹介していく予定です。

 

言葉の定義

  • 社会環境:GRIで定義されている社会と環境(Link)
  • 貢献:社会インフラの新規技術創発活動(イノベーション活動)を通し、実社会の課題解決支援
  • ソリューション:Twitterデータを利用したITシステム
  • Twitterエコシステム:Twitterデータパートナー企業および開発者の皆さん

 

担当:後藤 和枝(ごとうかずえ)

  • Data and Enterprise Solutionチームに所属。Twitterデータの日本のパートナー事業をリード
  • ITサービス系プロフェッショナサービスおよび研究開発での予測分析のコンサルタント、ビックデータアナリティクスのスペシャリストを経て現職
  • ビジネス分析の専攻にて経営修士(M.B.A.)を取得(Southern New Hampshire University, U.S.A.)

 

第1回:地域創生編

日本各地では、まだ知られていない潜在価値が十分に高い観光スポットが存在します。その価値を広く伝え、観光客の皆さんが情報を探しやすくするように、地方自治体向けにTwitterデータを活用して観光産業の支援プロジェクトを実施しました。

観光ビジネスの現状の課題

  • 観光客にとって最新情報があまりなく、好みの観光スポットを選ぶことが難しい
  • 商業施設は国内外の観光客に、各自治体の観光スポットがどの程度把握されているか定量的に把握するのが難しい
  • 各自治体はどの観光スポットに誰を誘致したり、プロモーションしたりすることについても適切な手法を探している

解決策

  • 自治体(県市町村)などによる国内外の観光客の動向をリアルタイムに把握する
  • 最適な形で観光客を価値潜在性の高いスポットへ誘致する
  • 観光スポットに関する直感的な感想を把握し観光誘致の改善につなげる

ITによるソリューション

  • TwitterデータとAIや機械学習を組み合わせたソリューション開発する
  • 日本全国の40万スポットの話題量を定量化しデータ化することで、キメの細かい観光スポット分析や動線分析が可能となる
  • 分析結果を可視化し業務へ応用している。具体的には、観光スポットの認知度、国籍別の嗜好調査、誘客KPIの策定など活用の範囲は広がっている
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ソリューション開発にあたって:2020年に先立ち、インバウンドによる国内観光需要が増加しており、訪日外国人旅行消費額は、2017年で4兆円を超えたと言われています。NTTデータは様々な分野のお客様向けの事業を数多く実施させていただいていますが、観光分野においてもAI技術等を利用したソリューションを活用し、お客様のご要望へのご対応や改善活動に取り組んでいます。Twitterデータが潜在的に持つ社会貢献の力をさらに引き出し、政府の掲げる「明日の日本を支える観光ビジョン」にも貢献していきます。

加茂博也

Twitterデータパートナー企業、NTTデータ ITサービス・ペイメント事業本部ライフデジタル事業部eライフ統括部 統括部長