2021 #OnlyOnTwitter で振り返る世界のできごと

「ふざけたことは、2021年には持ち越さないで」

昨年末、米国の伝説的歌手、ディオンヌ・ワーウィックが発したあるツイートが大きな話題を呼びました。「ふざけたことは、2021年には持ち越さないで」。

2021年を締めくくるにあたり、果たして私たちはこのTwitterの女王の想いに応えることができたかと考えました。そうして振り返った結果、私たちは「できた」と自負できる1年だったと結論づけました。Twitterは久しく会えずにいた人々や訪れることのできなかった場所を繋ぎ、あらゆる人権問題について話し合ったり、新しい現実に適応しながら慣れ親しんだものを再発見したりする場を提供することができたからです。

2021年に起きた奇跡を #OnlyOnTwitter のツイートに集めました。今年の各ランキングの上位を振り返ってみましょう。その瞬間をリアルタイムで体感できなかったという方も、ご安心ください。

■世界のできごと

世界でもっとも「いいね」された人物

新年は新たな始まりを意味します。まさにそれを物語るのが、1月にアメリカ合衆国第46代大統領に就任し、今年最多の「いいね」を獲得したジョー・バイデン氏のツイートです。第4位に「いいね」が多かったのがバラク・オバマ前大統領、第5位がカマラ・ハリス副大統領のツイートで、どちらも新しい時代の幕開けを祝福するニュアンスのものでした。

ランキング第2位は、韓国の人気グループBTSのジョングクが投稿した自撮り写真1枚とキャプションに絵文字の「😙」を１つだけ加えたツイートです。世界中から大変な反響がありました。

第3位は、FacebookやInstagramなどの通信障害が起きた10月に、Twitter公式アカウント（＠Twitter）から発せられた、わずか3語の英語ツイートでした。文字通りすべての人をTwitterに集結させたこのツイートは、ときには「少ない言葉ほど多くを語る」こともあることを示しました。モーメントはこちらから。

世界でもっともリツイートされたツイート

一方で、2021年に最もリツイート数が多かったツイートは、世間の話題を独占し、共通の理念を支持する世界中の人を団結させて社会運動に立ち返る、よりシリアスな内容のものでした。アジア人に対するヘイトクライムの増加が目立った時期、BTSはその影響力と膨大なフォロワー数を生かして#StopAsianHateというハッシュタグのもと力強いメッセージを発信、共有しました。またBTSのファンたちは、楽曲『Butter』がビルボードホット100で1位を獲得したことや＃GRAMMYでパフォーマンスを披露したことについてTwitterを使って祝福し合いましたが、BTSのARMYの勢いはそれだけにとどまりませんでした――＃BTSもまた、2021年度ハッシュタグランキングで1位に輝きました。 モーメントはこちらから。

世界でもっとも話題になったTV番組

2021年は、スポーツ界に限った話ではなく、かつてないほどに競争が激化した年でした。今年ツイートが多かったテレビ番組の上位には、リアリティ番組ファンの間で大人気を博した『Big Brother Brasil』と『A Fazenda 13』が入っています。日本発の番組も『呪術廻戦』を筆頭に『鬼滅の刃』、『東京リベンジャーズ』、『PUIPUIモルカー』の４本ランクインと大健闘を果たしました。一方、子供の遊びに対する世間の見方を一変させた韓国ドラマの『イカゲーム』は、全世界で話題となったテレビ番組ランキングの第3位に輝きました。今年はテレビ番組から影響を受けて、様々なミームが生まれたり、キャラクラーのコスプレが大流行するなど、一大ムーブメントも世界的に起こりました。

世界でもっとも話題になった映画

2021年はまた、映画を含め、過去の人気作品の続編やリメイクが数多く作られ、馴染み深い名前が再登場する年でもありました。共通するテーマが何か、おわかりですか？世界中で話題にのぼった映画ではスーパーヒーローのシリーズが上位を占めています。ハリウッド映画の本拠地ロサンゼルスで、「#thesuicidesquad」が最多ハッシュタグランキングのトップ5に入っているのも頷けます。

世界でもっとも話題になったスポーツチーム

また、スポーツチームを応援するTwitterユーザーの声は絶大で、世界中に響き渡りました。マンチェスター・ユナイテッドFCは、2020年から順位を上げて全世界で最も話題に上がったスポーツチームとなり、クリスティアーノ・ロナウドの復帰を歓迎する同チームのツイートがリツイートランキング第2位を獲得しています。

世界でもっとも話題になったスポーツ試合&イベント

今年、大規模なスポーツイベントが再開されたことに世界が歓喜しました。世界中で最も話題になったスポーツ大会といえば、そう、東京オリンピックです。自国チームを誇らしげに応援する世界各地の人々の熱い愛国心と一体感を、Twitter上で感じることができました。インドネシアでは、グレイシア・ポリーとアプリヤニ・ラハユのペアがインドネシアの女子テニスダブルスで初めて金メダルを獲得したことを祝福するツイートが最も多くリツイートされました。

世界でもっともメンションされた絵文字

最後になりますが、今年は悲しみの涙にせよ喜びの涙にせよ、「涙」が人と人を繋いだ1年だったといえるでしょう。それを証明するかのように、2021年で最もツイートされた絵文字の第1位と2位は、それぞれ「😭」と「😂」の絵文字でした。また、「👀」の絵文字が昨年より7％ポイントを伸ばし、初めてトップ10入りしています。