3.11とこれから(前編)

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木曜日, 2012年3月8日木曜日

東日本大震災が起きてから1年。被災された方々には、あらためて、心からお見舞いを申し上げます。

Twitterでも、あの時にTwitter上で何が起きていたのか、これからTwitterには何ができるのかを考えてみました。今日と明日の2日間、こちらで概要をご案内します。

Twitter上で何が起きていたのか

震災時

•    ツイート数が大幅にアップしました。また、ライフラインや情報を得ることを
目的に、多くの方々が新規にアカウントをつくられました。
•    地震/津波発生時、関係アカウントから緊急地震速報などの公式ツイートが
行われました。

3.11とこれから(前編)

   •    音声通話が思うように使えなかった中、機能していたTwitterはライフラインの

ひとつとして様々な意図で利用されました。

•    現地からのツイートには以下が多くみられました。
•    避難に関する情報
•    被害状況、現状の報告
•    安否確認
•    物資関連(どこの店舗が営業しているか、何が足りないかなど)

•    被災地以外の国内でのツイートには以下が多くみられました
•    自宅や近所などの被害状況
•    3.11当日の帰宅方法、休憩所、避難所など
•    安否確認
•    ニュースのリツイート
•    交通情報
•    節電(東京電力の情報、ヤシマ作戦など)
•    物資(水、乾電池、トイレットペーパーなど)
•    募金、ボランティア
•    放射能
•    被災者へのアドバイス、サポート

•    海外関係
•    ニュース
•    募金
•    東北/日本へのサポートメッセージ(#prayforjapanなど
•    ボランティア
•    多くの海外著名人が日本へのメッセージや募金を呼びかけました

    •    首相官邸を含め、多くの公的な機関がコミュニケーション手段のひとつとしてTwitterアカウントを開設しました。

•    情報が錯綜する中、間違った情報もツイートされました
•    古い情報のリツイート(救助要請、ニュース媒体からの情報など)
•    事実が確認されていない話のツイート、リツイート
(東海地震の可能性、放射能か ら身を守るためにヨウ素を飲むなど)
•    これらの間違った情報は、正しい情報を知っているユーザーの
ツイートによって淘汰されていきました。

  •    Twitterでは以下のことを行いました
•    Twitterユーザーへの緊急時に役立つアカウントの推奨
•    公式サイトとしてのケイタイユーザー向け特別サイトの作成
•    安定したサーバーの運用
•    錯綜する情報整理のためのハッシュタグの呼びかけ
•    公式リツイート利用の呼びかけ(複数のユーザーのリツイートされても、
公式リツイートならば元のツイートを削除すればすべての関連ツイートが
削除されます)
•    募金の呼びかけ(#hope4japan

明日はTwitterが考えている「何かが起こった時」についてご案内します。