Fabricのご案内

水曜日, 2014年10月22日水曜日

本日、本社のあるサンフランシスコで行われた開発者向けイベント Flight にてFabric(ファブリック)の発表が行われました。Fabricとは、開発者の方々がより良いアプリケーションをつくるために便利なモジュール形式のモバイルプラットフォームです。

Fabricは、3つのモジュラーキットから構成され、安定性を高める、利用者を増やす、収益を得る、 ユーザーの本人確認という、スマートフォンのアプリ開発者が体験するよくある課題に対応するプラットフォームです。Crashlytics(クラッシュリティクス)、MoPub(モーパブ)、Twitterなど、より安定し、世界最大のモバイル広告システムを通して収益をあげ、Twitterのログインシステムとリアルタイムに集まってくる様々なコンテンツのストリームを利用してアプリの配布や本人確認の問題に対応します。また、Fabricは開発者が簡単に利用できることを念頭に作られているので、インストールもシンプルで、どの機能もいくつかのコードを加えるだけで利用できるため、SDKのために余計な手間や時間を書けることなく、開発者がより快適なアプリを提供することに専念できます。

こちらにFabricキットの概要と使い方を簡単にご案内します。Fabricは本日Flightに参加くださったすべての開発者の方々に提供されました。今後数週間のうち、CrashlyticsやMoPubの既存の利用者の皆さまおよびモバイル開発者のコミュニティーに向けて提供予定です。ご興味をお持ちの方は、最新情報をお知らせいたしますのでdev.twitter.com/fabric にサインアップをお願いします。

安定性を高める
どのアプリにもクラッシュは起こります。膨大な量のアプリが存在する中、利用者は評価の低いアプリは無視をする傾向があるので、クラッシュは利用者数を増やす上にも大きな影響を与えます。そこで、なぜ自分のアプリがクラッシュしたのか、それが何人の利用者に影響を与えたのか、どんな状況だったのかなどを知ることはアプリを成功させる鍵となる一方、複雑で苦痛なプロセスでもあります。

Crashlyticsはこの問題を解決するために作られています。バグの検出、アクセス、修正をすばやく行えるようにすることで、デバッギングに使う時間が短くなり、より良いアプリを作ることに集中して時間を使うことができます。過去30日の間にCrashlyticsは55億以上のクラッシュを見つけています。また、クラッシュを見つけるだけではなく、その引き金となったコードを識別することでバグ修正と更新の時間を短縮します。

クラッシュだけではありません。アプリで成功するためには使い勝手も重要です。今年になってから提供を始めた Beta by Crashlyticsを使えば、アプリの提供を始める前にユーザーからのフィードバックを得ることができ、Answeres by Crashlyticsで最適化されたリアルタイムの分析を得ることができます。Crashlytics、Beta by Crashlytics、Answers by CrashlyticsをまとめたFabricのCrashlyticsキットは品質が高く、安定したアプリの提供と、全方向からみたリアルタイムのアプリのチェックを実現します。

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品質の高いアプリを提供することにこだわりのある@SpotifyのHead of Global Business DevelopmentであるJorge Espinel氏は「4千万人のアクティブユーザーと1千万加入者を持つ世界最大の加入式のストリーミングミュージックサービスとして、安心して利用いただけるベストな体験を提供することがとても重要です。Crashlyticsは優れたアプリのテストから、作り上げて提供するまでのすべてにおいて役に立ちます」と話されています。

本日より、AndroidでC/C++をご利用されている開発者の方がより安定したアプリを作る際にお役に立てるよう、CrashlyticsのNDKサポートも開始します。次世代のAndroidアプリが新しいハードウェアをフルに利用するために、NDKのサポートはとても重要です。Crashlyticsは低いレベルのクラッシュを見つける点で評価されているサービスです。NDKのサポートを始めることで、Androidの開発者の方々にとって強い味方になるはずです。

アプリ利用者を増加させる
質の高いアプリを提供することと同じくらいたいへんなのが、アプリを見つけてもらうことです。 iOSとAndroidの上には200万以上のアプリが存在しています。アプリを目にとめてもらうためにはTwitterキットが役立ちます。このキットにはアプリの利用者数を増やすために役立つ3つの新しい製品が入っています。

Native Tweet embeds(ネイティブ埋め込みツイート)
毎日5億件のツイートが集まるTwitterは、どんな種類のアプリにとっても役に立つコンテンツが存在するはずです。これまではアプリにツイートを組み込むためには膨大な時間が必要でした。これからはいくつかのコードを入れるだけで、ご自分のアプリのスタイルに合わせてツイートを埋め込むことができます。例えば @WSJ はツイートをコンテンツ管理システムに組み込んでいます。これにより、何年もの間、同紙は世界各地からの会話をうまく利用されることに成功されています。これからはFabricを利用することで、このようなツイートをずっと簡単にアプリに活かすことができます。

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Tweet composer(ツイートコンポーザー)
世界で行われるTwitter上の会話をアプリに取り込むことで、コンテンツをよりリッチにするとともにユーザーの利用体験を向上させることもできます。Tweet composerは、ゲームのスコアやフィットネスの記録、新しいアーティストや作品など、利用者がアプリを通してTwitterのフォロワーと大切な瞬間を共有することを可能にします。Fabricを使えば、人々が皆と共有したいと思う瞬間の共有が簡単に実現できます。@SpotifyもTweet composerを利用することで自分のお気に入りの音楽をフォロワーの方々に共有することができるようになっています。

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Sign in with Twitter(ログイン ウィズ Twitter)
Twitterを使った本人確認を簡単にするため、Twitterのログインボタンを簡単に使えるようにしました。Twitterのユーザーとして認証されると、Twitterのプロフィールをアプリに表示できるようになり、リンクや写真の共有を含め、友達や同じ興味をもった人々とつながりやすくなります。また、アプリによってはユーザーが承認すればメールアドレスを得ることも可能です。

収益を得る
アプリをビジネスとして成り立たせるのことはなかなかハードルが高いものですが、MoPubキットを使えば何回かのクリックだけで広告の掲載が簡単に行えます。

どのプラットフォームを使っても表示する広告主が限定されるケースが多い中、モバイル開発者の方々に高く評価いただいているMoPubは、ひとつのプラットフォームを介するだけで、複数の広告ネットワークや何千もの良質な広告主からなるMoPub Marketplaceを利用してより大きな広告収益をあげられるように設計されています。いずれの場合も、MoPubがもっとも高く支払ってくれる広告主からの広告を表示させることで、最大の収益をもたらします。

MoPubはバナー広告、インタースティシャル広告、動画広告、ネイティブアドなど、すべての主要な広告フォーマットをサポートしています。また、最近、作成もテストが簡単に行えるネイティブアドの新しいセット機能も発表しました。MoPubの広告配置管理により、広告の表示位置や更新の頻度を自由に設定できます。

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本人確認の方法
ゲームのハイスコアのトラック、6秒の動画を作って皆と共有、ハンバーガーとフライドポテトのオーダーなど、たいていのアプリの中心となるのは利用者です。よって、いずれの場合も本人の確認が必要になります。個人の識別のために電話番号やメールアドレスが多く使われていますが、特に開発が進んでいる地域ではスマートフォンの利用率が高くメールを使わなくなった人も増えたため、電話番号が利用されることが多くなってきたようです。

そこでTwitterキットに入っているDigits(ディジッツ)の登場です。Digitsは世界各地の通信社との関係によってできているTwitterのインフラの上になり立っているので、アプリの開発者が通信社やSMSサービスを管理する必要なく、電話番号によるログインを正しく行えるサービスです。iOSやAndroid、ウェブ上のアプリであれば、世界216カ国、28言語ですぐに利用可能です。

また、利用者が複雑なパスワードやユーザー名を覚える必要がないことも特徴です。Twitterのアカウントとは別のものであり、ソーシャルネットワークとは連携していないので、ツイートやポストを行うこともありません。

@McDonaldsCorp のAlarmアプリではDigitsが利用されています。このアプリは同社の食事やドリンクを友達にプレゼントできるサービスです。プレゼントするためには、その人が本当に存在する人であることの確認が必要になります。ソーシャルメディアのアカウントを使ってのログインはハードルが高く、メールアドレスとパスワードでは安心できないと考えました。そんな時、Digitsであれば本当に存在する人間であることの確認もしやすく、どの人もより簡単に利用できると考えました。

Fabricの利用

Fabricは軽いサイズに設計されています。アプリにどのキットを入れたいかを選んでご利用いただけます。本日より、いずれも簡単に利用できる、Crashlyticsキット、Twitterキット、MoPubキットの提供を開始します。

いくつものSDKをダウンロードして、しかも常に最新のものに更新するのは面倒なものです(ご自分が作られたアプリにはどのくらいのライブラリやSDKが含まれていますか?その全ては最新版になっていますか?Android SDKを使った際、Dalvik method limitをチェックされませんでしたか?)。Fabricは開発者の方々のこれ以上の手間をかけずにすむように設計しました。

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Fabricのキットセレクターから、必要なキットだけを選択できます

Fabricは、Xcode、Eclipse、Android Studio、InteliJなど、ご利用のIDEの他、自動ビルドやテストツールとも統合されますので、キットが最新のものになっているかどうかを心配する必要はありません。アップデートが必要になった時にはお知らせします。

最後に
1年ほど前にFabricの準備を始めてから、CrashlyticsやMoPub、Twitterを作りながら学びつつ、モバイルアプリの開発者が向き合う問題に取り組んできました。そこで他のアプリ開発をされている方々同様、良いモバイルアプリを作ることの苦労を身をもって体験し、またそうした問題がいかによくあるケースかも知ることができました。私たちはこのような問題を解決できる開発者向けの製品をつくることを目指しています。

管理、インストール、キットの更新などFabricの裏にあるツールは、Fabricだけではなく、他のSDKにとっても役立つものだと思います。SDKを管理されている方でご興味をお持ちでしたら[email protected]までご連絡ください。