今日、インターネットがますます使われるようになってきていますが、「商品を買う」ことにおいては、実店舗を使うことの方がまだまだ多いのではないでしょうか。アメリカでは、94%の小売業の取引は、オンラインショッピングではなく実店舗で行われているという実態があります。(U.S. Census Bureau researchより)
Twitterでは、米国のデータ分析会社 Datalogix (DLX) との共同調査として、ブランドからのツイートが「実店舗での売上」へ与えた効果を試験的に測定しました。今回対象とした商品は、アメリカにおける実店舗で販売された一般消費財です。
主な調査結果
効果測定をする上で対象としたのは、食品、飲料、トイレタリー商品など、35の一般消費財ブランドです。ブランドからのツイートが実店舗での売上に与えた影響について、調査結果を3つにまとめました。
1: エンゲージメントによって、売上が大きく上昇する
ブランドからのプロモツイート(広告として配信されるツイート)にエンゲージメントしたユーザーは、購入金額に12%の上昇が見られました。エンゲージメントが無い、ツイートを見ただけのユーザーにおいても2%の上昇率が見られていることから、プロモツイートの効果が実証されました。
2: 通常のツイートも、実店舗での売上に対して効果がある
広告であるプロモツイートでなく、ブランドから発信される通常のツイートを見たユーザーは、そのツイートを見ていないユーザーに比べて購入金額に8%の上昇が見られました。さらに、普段のツイートを5回以上見たユーザーでは、この上昇率が約3倍にもなることがわかりました。フォロワーを増やし、定期的にツイートし続けることには、ブランドにとって大きな価値があると考えられます。
3: ブランドのフォロワーにプロモツイートを重ねて配信することで、効果がさらに上昇する
フォロワーには、普段のツイートだけではなく、プロモツイートを併せて見せることが有効であることがわかりました。ブランドのフォロワーのうち、プロモツイートを見たグループでは、それ以外のフォロワーのグループに比べ、購入金額に29%の上昇が見られます。
この調査に協力していただいた @Oreo、@WheatThins、@TridentGum などのブランドを抱えるMondelēz International社のバイスプレジデントであるBonin Bough氏はこうおっしゃっています。
「この調査は、ソーシャルメディア上の活動の売上への影響が測定できる点で、とても貴重です。オレオやトライデントなど、Twitter上で活発なコミュニケーションを展開しているブランドを抱えている立場として、普段のツイートとプロモツイートが実店舗への販売にどのようにつながっていくかを測定できることは『リアルタイム・マーケティング』を評価していく上で大きな進歩だと考えています。」
追記:Twitterユーザーのプライバシーについて
この調査においてTwitterが最も慎重に考えていたのはユーザーのプライバシーです。ユーザー情報は「ハッシュ」と呼ばれるランダム化された文字列にし、匿名情報として扱っています。また、Datalogix社はデータ取り扱いに実績のある会社ではありますが、社外にTwitterユーザーの情報および購買履歴を開示しないことなど、プライバシーの厳守について、事前に合意した上で調査を実施しています。本調査における情報の取り扱いの詳細はこちらのヘルプセンターをご覧ください。
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