誰の目から見てもTwitterはうまくいっています。われわれはWebサイトの刷新を終え、素晴らしいユーザーからのフィードバックを得ています。Twitterのユーザー数や利用率は世界中で急増中です。収益化についても着手し、良い実績をおさめています。そしてTwitter社には、トップレベルのエンジニアやプロダクトデザイナ、営業担当者などカギとなる人材が加わり、チームは急成長しています。
実際、Twitter社では現在300人が働いています。私がCEOになった2年前には20人ほどでした。当時、ユーザーのツイート数は1日当たり125万でした。その数は今では9000万にまで増えています。この2年間に登録ユーザーの数は300万人から1億6500万人以上に増えました。
組織を短期間でこれほど成長させるための努力は、並み大抵のことではありません。もっとも、成長させること自体が成功を意味しているわけではありません。われわれにとっての成長は、世界にポジティブな影響を与えながら自らの文化を保ち、ユーザー本位でありつづけ、なおかつ収益性の高い企業になることです。これは簡単な目標ではありません。私はこの目標を達成するためにTwitter社で働く者が一丸となって取り組まなければならない課題について、常に熟考してきました。
この結果、われわれは新サイトを立ち上げることになりました。プロダクトの方向性を打ち出す過程において私は十分満足しています。何かを作り上げることは私の情熱そのものでもあります。そしてこれからわれわれが何を作らなければいけないかについて、これほどまでに興奮し先を見通せていることはこれまでなかったとすら言えます。
これが今回、COOのDick CostoloにCEOの席を譲ることを決心した理由です。本日から私は、製品戦略に集中します。
私が1年前にDickをCOOにすることを主張したとき、役員から質問ぜめにあいました。しかし私は、Dickが自分に足りないものを持っていることに気づいていました。今回起こったことがそれを証明しています。Twitter社に加わって以来、Dickは収益化に向けた立案と実施において重要なリーダーとして貢献し、またオフィス内のさまざまなプロジェクトが効率良くスケジュール通り進むよう管理もしてきました。Ali Rowghani、Adam Bain、Mike Abbott、Katie Stanton、そしてKevin Thauが今年になってリーダーシップチームに加わり大きな影響を与えるようになったことから、Dickは今後ますます力を発揮していくことでしょう。CEOとして3回の成功経験があるDickの実績を考えれば、私は今回の委譲がスムーズにいくことを確信しています。
過去2年間にTwitterがたどってきた長い道のりを私はとても誇りに思います。そして、われわれの素晴らしいチームがTwitterを次にどのように進化させるかを考えて、とてもエキサイトしています。 - @ev
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