Twitterは新しいAPIを発表します。Twitter APIの新機能を迅速に提供できるよう、抜本的に設計を見直した新しいバージョンは、これまでにはなかった新たなエンドポイントや機能も導入し、開発者がTwitter上のる公共の会話と世界規模で開発を行うために役立つようになっています。
Twitterが今後何を構築しようとしていて、Twitter APIバージョン2では何が新しくなるのか、何が提供されるのか、次に何が追加されるのかを以下ご覧ください。
オープンな開発を通じて分かったこと
新しいTwitter APIのためのビジョンやロードマップを明確に定めていく上で、皆さんからのフィードバックは欠かせませんでした。ツイートからフォーカスグループまで、この数年間、Twitter APIに何が必要で、どうすればもっと良くなるのか、皆さんは膨大な量のフィードバックをくれました。同時に、私たちはTwitter Developer Labsからもさまざまなことを学びました。APIの新機能を公開して、皆さんからリアルタイムでフィードバックを共有していただきました。
私たちは常に、Twitterの開発者エコシステムが多様であることを知っていながら、Twitter APIの製品アップデートに対しては長らく、汎用的なアプローチを採り続けてきました。皆さんからのフィードバックは、新しいTwitter APIをよりフレキシブルでスケーラブルなものにすることへの要望がほとんどでした。本格的な製品改定がどれだけ重要かということに気づかせてくれたのです。したがって、新しいAPIでは高いレベルのアクセスが選択できるオプションと、新しいプロダクトトラックを構築して、多くの開発者が自分の目的に合ったオプションを選択できるようにします。この点については、もう少し詳しく後述します。
計画性を持って進めることの重要性も見据えており、私たちの計画を事前に共有する機会を増やしていきます。あらかじめ、私たちの計画を皆さんに共有することで、より良いコミュニケーションを図ります。今後はロードマップを通して、もっと多くの情報をみなさんと共有していきます。今回の発表は、数多く予定されている計画の第一弾であり、引き続き皆さんからの意見を聞きながら、さらなる進化と改善を進めていきます。
Twitter API バージョン2で新しくなったこと
基盤を一新
新バージョンのTwitter APIは、これまでとは全く異なる基盤の上に構築されています。2012年のリリース以来、初めて設計を見直し、公共の会話からより多くのインサイトを引き出すことのできる新機能も加えました。基盤が新しくなったことによって、これまでよりも迅速かつ確実に新機能を追加できるようになり、Twitter上にある多くの新機能をAPIに含める予定です。
今回、基盤を一新したことによって、開発者にご期待いただけるのは以下のようなことです。
新しいアクセスレベル
新しいTwitter APIでは、開発者が開発を簡単に始められたり、開発規模を拡大したりできるよう、複数のアクセスレベルを設けています。これまで、Twitter APIはスタンダード(無料)、プレミアム(有料のセルフサービス型)、エンタープライズ(有料のカスタムAPI)という3つに分かれ、それぞれ異なるプラットフォームやエクスペリエンスを提供していました。開発者もニーズの変化や拡大に伴って、それぞれのAPIの行き来は面倒な作業になりました。今後は、研究者からメーカーや企業に至るまで、すべての開発者が同じAPI上を使用して高いレベルでのアクセスと拡張を実現できるようになります。
新しいプロダクトトラック
私たちはTwitter APIを驚くほど多様な開発者が利用していることをうれしく思っています。今後は開発用途や目的別に、新しい区分としてプロダクトトラックを導入します。さまざまな開発者のグループに向けて、より良いサービスが提供できるよう計画しています。例えば各ニーズに応じた適切なエクスペリエンスやサポートを提供すると同時に、それぞれに応じたアクセスレベルと適切な料金体系(有料の場合)も提供していく予定です。まず手始めとして、以下のプロダクトトラックをスタートさせます。
新しい開発者ポータル
新しいAPIを最大限に活用してもらえるよう、Twitterは開発者ポータルも新たに設計し直しました。今回、開発をスタートするためのオンボーディングウィザードも新たに用意し、アプリの管理、APIの使用状況や制限の把握、新しいサポートセンターへのアクセス、ドキュメントを入手できるほか、今後、さらに多くの機能を追加して充実を図る予定です。
私たちは新しくなったTwitter APIによって、もっと多くのことが可能にしていきたいと考えます:
では実際に何がスタートするのでしょうか?
開発者がTwitter APIを利用する最大のニーズは、Twitterで起きている会話をリスニングし分析することです。そこで、Twitterでは開発者向けの新しいエンドポイントの第1弾として、アーリーアクセス版の提供を開始します。
今回リリースしたすべてのAPI機能は、新しく設けた基本アクセスレベルで利用できます。基本アクセスレベルは常に無料で、ほとんどの開発者にとって開発を始めて何か素晴らしいものを作り上げるために必要なすべてのものを提供します。
最終的に1.1バージョンのスタンダード、プレミアム、エンタープライズのAPIはすべて、新しいAPIに替わります。しかし移行が完了するまでには、まだ多くの開発が残されており、現段階のAPIを「アーリーアクセス版」と呼んでいるのはそのためです。いち早く新しいTwitter APIの利用を始めるには、今がチャンスです。
さまざまな実験を行っているTwitter Developer Labsとは違い、今回リリースする機能はすべて完全にサポートされており、本番環境で利用できるようになっています。今回のリリース分を含め、API機能およびエンドポイントの全リストを見るには、Twitterの開発者フォーラムの投稿(近日公開)をチェックしてください。
新バージョンのTwitter ビジネス用途以外で、APIのアーリーアクセスの利用を開始するには、新しい開発者ポータルを利用してください。まだTwitterの開発者アカウントを持っていない場合は、まず、アカウントをお申し込みください。
今後の展開について
今回のリリースはほんの始まりに過ぎません。今後、Twitterではロードマップを公開してAPIのビジョンについて最新情報を提供していきます。引き続きフィードバックを共有して皆さんの意見を開発に取り入れたオプションも用意して、皆さんが次の段階に向けて準備できるようにもしていきます。
具体的には、返信の非表示(および非表示解除)の完全サポート、およびビジネス利用を前提としない学術研究者へは一定の上限までの無料アクセスの提供を行う予定です。
Twitterは皆さんのような開発者によって日々、インスピレーションを受けています。皆さんが創造性を発揮してTwitter APIを活用してくれることで、Twitterはもっと人や企業のためになり、社会をより良い場所にできると考えています。今後さらに邁進するために、皆さんと良いパートナーシップを築きながら進化したいと考えます。どうぞよろしくお願いいたします。
スタンダードおよび学術研究向け問い合わせ先:
https://developer.twitter.com/en/application/use-case
ビジネス向け問い合わせ先:
TwitterオフィシャルパートナーNTTデータ連絡先
https://nttdata-nazuki.jp/index.html または[email protected]
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