Twitterでは開発者のイノベーション活動とアイデア創発を応援しています。Twitterデータを未知の分野で活用する可能性を模索するため、イノベーションコンテストを開催しています。
イノベーションコンテストでは、既存の技術やソリューションにTwitterデータを加えることで何が可能になるのかを競います。これまでに、国内の開発者を対象に実施してきました。
開催の度に、パートナー企業の皆さんに市場に必要と思われる課題を選定いただきます。コンテスト応募者にはアイデアの斬新さや成果物の精度について競っていただいています。
2020年1月から2月にかけて開催したNECアカデミー for AI のデータ分析コンテスト「NEC Analytics Challenge Cup with Twitter」は、NECの皆さんが主催し、TwitterオフィシャルパートナーであるNTTデータさんとTwitter が協力し、Twitterデータを分析対象としたイノベーションコンテストの一種です。挑戦者は専用のデータ分析プラットフォームで3週間にわたり提示されたTwitterデータからビジネスアイデアを競うタスクに取り組みました。
Twitterは、米国を中心にデベロッパーコミュニティを強化しており、日本においてもTwitterデータを活用できる開発者の育成に注力しています。その取り組みの一つが、NTTデータ社と開催しているTwitterデータを活用したイノベーションコンテストです。今回、NEC社の社内AI人材コミュニティがコンテスト開催にご関心があるということがきっかけで、Twitterも審査員として参加しました。
実は、パートナーの皆さんとこのようなコンテスト開催を実施しているのは、世界のTwitterのなかでも日本だけです。そのため、米国チームも含めてこの取り組みには関心がとても高く、次世代のデータビジネスのあり方を見出す重要な機会と考えています。分析コンテストという形で、企業に所属する開発者のスキルアップを応援できること大変うれしく思います。
Twitterデータをビジネスのイノベーションにどう活用するか。私たちはTwitterエコシステムの展開と戦略パートナーシップを通じて企業とともに常にこのテーマに取り組んでいます。コンテストで提案されたビジネスアイデアはユースケースを示すとともに、パートナーシップの重要な役割と成果につながっていくと考えています。
また、Twitterデータに限らず、データ分析のような新しい技術をビジネスに活かすには、開発者だけでなく業務課題を解決するエキスパートとの連携が必須といわれています。受賞者のアイデアはTwitterデータの分析業務をピンポイントで実施しビジネスに有益な知見を見出す方法を超えていたのが印象的でした。PDCAサイクルのようなフレームワークを活用することで、どのように試行錯誤した経験を知識アセットとして社内共有できるのかや、効果的にビジネス活用する方法論の提案に結びついていたのが印象的でした。データサイエンティストと業務エキスパートの強みをビジネスに効果的に生かすアイデア創出の取り組みとしても、分析コンテストは有効な事例だと確信しています。
現在、日本は構造改革およびパラダイムシフトと呼ばれる大きな変革の転換期にあります。私たちTwitterは、日本企業のビジネスモデルのイノベーション、そして日本の国力の増大に、ぜひTwitterデータを役立ててほしいと考えています。Twitterデータは顧客の今の声を集約しています。昨今のトレンドでは、顧客の声から近未来のニーズを予測し素早く対応する機動力が求められています。
難しいのは顧客の声を業務活用するための仕組み化です。特にテキストデータ分析者の人材育成に注目が集まっています。NEC社で取り組まれているような、人材育成や教育分野でのTwitterデータ活用は世界的にもユニークですので、私たちも期待しています。少しでも多くの開発者の方にTwitterデータを使って、最新技術を習得いただけるよう、連携を強化していければと思います。
今回の分析コンテストのように、技術の評価だけではなく、いかに既存のビジネスモデルを変革できるかといった評価軸でTwitterデータの国内での活用が進んでいくと期待しています。
データ分析コンテストの詳細は以下をご覧ください .
第一回:記事の総括:https://jpn.nec.com/nec-academy/article/20200407.html
担当者の紹介
後藤 和枝(ごとうかずえ)
誰か・・・Cookieって言いましたか?
XとそのパートナーはCookieを使用して、より高品質で安全かつ
迅速なサービスを提供しており、また、Cookieの使用は私たちのビジネスを支えています。Cookieの中には、Xのサービスをご利用いただくため、
サービス改善のため、そしてサービスが適切に動作することを確実にするために必要となるものがあります。ユーザーが選択できるオプションの詳細については
あなたの選択肢の詳細を見る。